February 24, 2004

合い言葉はウルフ

「餓狼の弾痕」(大藪春彦:著) 
耄碌したアクション作家による、究極のミニマル小説。裏金で私腹を肥やす政治家などから次々と金を巻き上げていくピカレスクロマンと言えば聞こえはよいが、番犬射殺→進入→用心棒二名射殺→メイド射殺→腹心昏倒→変態性行為中の政治家を恐喝、という段取りが名前と変態性行為の内容だけ変えて延々と繰り返されるだけの有名トンデモ本。
妻に無駄遣いをするなと怒られたが、読書歴の幅として人生で一度は読んでおくべき本だろう。
余談だが、これまたエロ描写の酷い本で、作者のルサンチマンといいますか、モテなかったのだろうねえ、この世代の偉そうな親父って。

「日本の歴史を読みなおす」「日本社会の歴史(上)」(網野善彦:著) 昨年のアメリカブームに続き今年は日本ブームで。賤民、サンカ、密教などテーマに読むかと。

「リトル★ハッカー」(ダン・ヴァートン:著), (山形 浩生、守岡 桜:訳)
タイトルに「★」が混じっている時点で既にヤバい本ではあるのだが、とにかく内容も酷く若年ハッカーのどうでもいい話を無知な作家が興味本位で追っただけ。ただ、それより罪が重いのは、訳者が自らの拙い翻訳を棚に上げて、何とあとがきで本書の内容を批判したりしていることである。労働モラルが低すぎる。そんなことなら仕事受けるな。あと、編集者も削除しろよ、それぐらい。

投稿者 sperm : February 24, 2004 02:51 AM | トラックバック
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